中国EV業界首位の比亜迪汽車(BYDオート)は同日、電動スポーツカーモデルを公開し、プレミアム市場に挑戦状をたたきつけた。BYD傘下ブランド「方程豹(Formula Bao)」が披露したコンセプトカー「スーパー9」はランボルギーニ「ウラカン」に似ており、カメラに囲まれた。別のBYD系列ブランド「仰望(ヤンワン)」は高性能EV「U9」を披露した。このモデルはテスラの高性能モデル「Sプラッド」と近い性能を備えていると評価されている。BYDのブースは韓国の起亜、日本のホンダと並んで配置され、自動車市場における韓日中の新たな競争構図を象徴するようだった。
4年ぶりに開催された北京国際モーターショーには、これまで中国市場の拡大に消極的だった全世界の自動車メーカーも大挙出展した。世界最大のEV市場に浮上した中国を攻略するため、再び中国に足を向けたのだ。昨年中国では全世界のEV販売台数の60%に迫る841万台が売れ、今年は前年比18.5%増の997万台の販売が予想されている。
ポルシェはEV「タイカン」の中国市場向けモデルを公開した。メルセデス・ベンツはヘリテージSUV「Gクラス」の初のEVモデル「G580ウィズEQテクノロジー」を公開した。ベンツがEV専用ブランドである「EQ」の名称を外して発売する初モデルだ。BMWグループはEV「i4」の新モデルである「ニューBMWi4」を公開した。プレミアム小型車ブランドのミニ(MINI)は小型電気SUV「ニューミニエースマン」を出展した。起亜は準中型電気SUV「EV5ロングレンジ」の発表イベントをミュージカル形式で行った。今回のイベントで公開されたハイブリッド車、純EVなどの新エネルギー車(NEV)は470モデル余りに達する。
北京=李伐飡(イ・ボルチャン)特派員