これについて、民主党議員らは2018年、パク氏が「パク・チョンウ」という名前で自身のフェイスブックに掲載した札束の写真は、金用判議員が今回「李知事に渡された現金」という趣旨で公開した写真と同じものだとして、「パク氏の主張は虚偽だ」と反発した。
民主党の韓秉道(ハン・ビョンド)議員はパク氏の過去のフェイスブック写真を指摘し、「その暴力団だという人物が自分が高利貸しでカネをもうけた、レンタカーと貸金業でカネをもうけたと言って掲載した写真だ」とし、「それは李候補が城南市長でもない2018年11月のことだ。(贈収賄疑惑は)事実ではないと明らかになっている」と反論した。パク氏の対外窓口の役割をしていた張永河(チャン・ヨンハ)弁護士は「2枚の写真はいずれもパク・チョルミン氏から出たもので間違いない。パク氏と接見した後、さらに立場を表明する」と述べた。
李知事は同日、「自分はそんなことをしていれば、以前に(以前の政権から)処罰されていたはずだ。明らかな虚偽事実を示し、名誉を毀損し、選挙に不当な影響を与えることは公職選挙法違反であり、法的措置を取らざるを得ない」と述べた。
パク・チョルミン氏は国際マフィア派で12年間活動し、17年に検察・警察がメンバー50人余りを一網打尽にした当時、捜査に協力して組織を脱退したとされる。パク氏は自分は「自分は城南市議を3期務めたパク○○議員の息子」だとし、顔写真はもちろん、住民登録番号、家族関係証明書、検察・警察の捜査協力功績書などを公開した。パク氏は「情報提供内容が事実でなければ、虚偽事実流布罪、名誉毀損罪で処罰を受ける」とも述べた。張永河弁護士は「パク氏本人が証言の信憑性を高めるために顔写真をモザイクなしで公開しても構わないと言った」と説明した。