李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が城南市長時代、暴力団「城南国際マフィア派」から20億ウォン(約1億9000万円)を受け取ったという主張が18日、国会で行われた京畿道庁に対する国政監査で飛び出した。国会行政安全委員会所属の金用判(キム・ヨンパン)議員(国民の力)が国際マフィア派の元行動隊長であるパク・チョルミン氏(31)から提供された情報として明らかにした。これに対し、李知事は「だから国会議員の免責特権を制限すべきだ。明らかな虚偽事実だ」と強く反発した。
金議員によると、パク氏は「5万ウォン札と1万ウォン札の札束5000万ウォンを李知事と(国際マフィア派出身の実業家)イ・ジュンソク代表が喫茶店で話している間に李知事の車に積み込んだ」と証言したという。金議員は「パク氏の友人というJ氏も5万ウォン札と1万ウォン札で現金約1億ウォンを李知事に渡したという」と発言した。
金議員が確保したというパク氏直筆のメモ2枚には、現金を渡した時期、場所が書かれているという。1枚には「2015年4月、銀色の化粧品、ジュンソク兄貴と李在明知事1億」、もう一枚には「J○○コマトレード食品、李在明に渡したカネ、15年2月ごろ、1億5千(万)野塔(城南市の地名)事務室(コマトレード本社付近)」という記述があるとされる。
金議員が公開したパク氏の情報提供書などによると、パク氏は「李知事に直接カネを渡したこともあり、友人が渡したこともある。自分たちの間で李知事の別名が『李在明ボス』だったほど(李知事は)私たちの組織を気遣っていた」と主張した。