パク氏はまた、国際マフィア派のリーダー格メンバー出身で、海外で違法カジノを運営し、中国のIT機器大手、小米(シャオミ)の韓国での代理店だった「コマトレード」の代表、イ・ジュンソク氏についても言及した。パク氏は「(李知事は)コマトレードがマネーロンダリング会社であることを知りながら、優秀企業表彰を行い、数十回にわたって他人名義でイ・ジュンソク兄貴からカネを受け取った」と指摘した。李知事は城南市長時代、コマトレードとプロサッカーチーム「城南FC」の後援契約を結び、イ・ジュンソク氏には「城南市中小企業人賞」を授与している。基準を満たさない会社を選定し、税制優遇まで行った疑惑を指摘されると、李知事は「暴力団出身とは知らなかった」と述べた。
パク氏は「李知事は弁護士時代から国際マフィア派のメンバーに事件の紹介を受け、コミッションを払う共生関係だった。李知事が国際マフィア派の側近に市からの事業上の優遇支援を行う条件で、(国際マフィア派から)20億ウォン近くを支援し、現金で準備するときもあれば、李知事の側近をコマトレード系列企業の社員にして月給を支払うこともあった」と主張した。パク氏は「(収監中の)イ・ジュンソク代表がいつかは誰かの口から出る話なので、贈収賄事件について協力したいという意向を(弁護士を通じて)表明してきた」と情報提供の動機を説明した。
パク氏は李知事および殷秀美(ウン・スミ)城南市長、国際マフィア派による癒着をメディアや捜査機関に告発したのも自分だと主張した。殷市長はイ・ジュンソク氏から乗用車と運転手を95回にわたって無償提供されるなどして、昨年段階で政治資金法違反の罪で罰金90万ウォンの刑が確定した。SBSテレビの「それが知りたい」も李知事の暴力団との癒着疑惑を取り上げたことがある。