「船が来た」…韓国造船業、ドックが満杯

■空いていた造船所ドックに船が来た

 今年に入り、韓国の造船会社は世界の船舶受注の半分以上を獲得している。英造船・海運市況分析業者クラークソン・リサーチによれば、今年1-3月の全世界の新規船舶発注量は1024万CGT(標準貨物船換算トン数、323隻)だった。うち韓国の造船業界は52%に相当する532万CGT(126隻)を受注した。

 現代重工業の中間持ち株会社、韓国海洋造船は1-3月に82隻、69億ドル相当を受注した。大宇造船海洋は同じ期間に22隻、20億ドル相当を受注。サムスン重工業も42隻、51億ドル相当を受注した。

 造船業の好況で地域経済のムードも変わった。大仏産業団地でコンテナ船のハッチカバーを生産しているマリンテック社の作業場では従業員80人余りが作業を行っていた。キム・ヨンファン代表は「受注が徐々に増えており、年末までに20%程度増員し、生産設備も追加導入する計画だ」と話した。産業団地内の工場稼働率も少しずつ向上している。17年の大仏産業団地の稼働率は55.2%にとどまったが、昨年は69.1%だった。今年に入ってからは70%を超えた。現代三湖重工業の下請け企業の従業員も18年の6312人から今年3月には7116人に増えた。

ソン・ヘジン記者

■「コロナ禍でも善戦した韓国、経済大国9位に」…OECD見通し

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  • ▲韓国南西部・全羅南道霊岩郡の現代三湖重工業で建造されている大型の液化天然ガス(LNG)コンテナ船(左)と超大型タンカー(VLCC)。韓国造船業は昨年末から大型受注に成功し、造船会社のドックは建造中の船舶であふれている。/霊岩=キム・ヨングン記者、21日

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