朴元淳前ソウル市長「君の家に行こうか」夜中に秘密メッセージ

人権委の職権調査結果全文明らかに

 人権委が確保した被害者の20年5月の精神医学科カウンセリング記録には、朴前社長が「匂いをかぎたい」「きょうは体が素敵だ」「セックスを教えてやる」「君は男を知らないから結婚できないんだ」「家に一人でいるのか、私が行こうか。私は別居中なんだ」といったメッセージを送り、その後は夢でうなされたという被害者の陳述が記載されている。また、朴前市長がランニングシャツ姿の写真を送り、「君も送ってくれ」「これは昔のやつじゃないか。今撮ったやつを送ってくれ」などと要求し、男女の性的関係の過程について語った後、秘密の会話内容を全て消し、テレグラムのチャットルームを退室したという内容もあった。

 ただ、人権委は精神科のカウンセリング記録については、「被害者が告訴を決心して以降に作成されたもので、朴前市長の陳述を聞けない状況では事実かどうか確認が困難だ」とし、「性的関係の方法を説明するメッセージもそれを見たり聞いたりした参考人がおらず、内容がデジタルフォレンジックで復旧されていないため確認が難しい」とした。

 被害者が朴前市長を警察に告訴した昨年7月8日、朴前市長は午後11時ごろ、公邸で補佐陣と会議を開き、「被害者と携帯電話でやりとりしたものがあるのだが、(それを)問題にすれば問題になる可能性がある」という趣旨のことを言ったという。翌日午前、朴前市長は「全ての方に申し訳ない」というメモを残して公邸を出て、7月10日未明、ソウル市の北岳山粛靖門付近で死亡しているのが発見された。

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キム・ヨンジュン記者
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