人権委の調査によると、朴前市長は2019年の夏から秋にかけ、午後9時過ぎに被害者に「君の家に行こうか」「一人でいるのか」といったメッセージをテレグラムで送った。被害者の友人Bさんがそれを直接見たと人権委に陳述した。同年5月などにもテレグラムで「○○は新郎を早く見つけないと」「今部屋にいるの?」「いつもわたしのそばにいてわかっただろ?」「夢では思い通りに、ふふふ」「でもともかく早く嫁に行かなきゃ。私は父親のようだ」といったメッセージを送っていたことが分かった。
18年4月には被害者Aさんがソウル市長7階の廊下で参考人Cさんに「第三者が見た場合、少々心配なことがある」と言いながら自分のスマートフォンを見せた。そこには朴前市長が夜に送った「何してる?」「いい香りだ、くんくん」といったメッセージとランニングシャツ姿の朴前市長の自撮り写真があったという。
18年2月には午後11時59分に朴前市長が「うちの○○を連れていかない男がいるというのは理解できない。世界最高の嫁候補なのに」といったメッセージを送っていたことも確認された。ある参考人は18年11月、被害者から「朴市長が送ってきた」と言われ、女性の胸が強調されたエモーティコンを見たと証言した。
さらに、2000年1-5月に被害者が「市長が書斎でスキンシップを試み、手を握ってほしいというので、後ろから押した」「市長が私を女として見ているようだ」「昼寝の時間に起こしに行った際、抱いてほしいと言われ、拒んでもそう言われた」と話しているのを聞いたとする参考人の証言も得た。