今月15日に東京ドームで行われたロサンゼルス・ドジャースと読売ジャイアンツのプレシーズンゲーム(練習試合)。3回無死・ランナー二塁という場面でドジャースの大谷翔平(30)が登場した。「何かやってくれそうだ」という期待を抱き、固唾(かたず)をのんで見入っていた観客たちは、大谷が巨人エースの戸郷翔征(24)の低いカーブを打ち返し、ボールがライトフェンスを越えると、大きな歓声上げ、拍手を送った。この日、東京ドームには4万2064人の大観衆が詰めかけた。戸郷は昨年、日本プロ野球公式戦で12勝8敗、防御率1.95をマークした同チームのエースだが、ドジャース打線に6イニング5失点と苦戦した。
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この日の試合は、米大リーグ(MLB)「東京シリーズ」開幕試合を前に、ウォーミングアップの意味で行われた番外試合だ。それでも熱気は本番さながらに熱かった。東京シリーズはMLB事務局がファンの裾野を広げるために海外で行う試合だ。昨年は同様の趣旨によりソウル高尺ドームでドジャースとサンディエゴ・パドレスの開幕戦が行われた。東京で行われるのは今回が6回目だ。直近では2019年にシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスが試合を行った。
東京シリーズの熱気はいつにも増して熱い。ドジャースはシカゴ・カブスを相手に18日と19日に東京ドームで2連戦を行う。両チームには日本人大リーガーが勢ぞろいしている。ドジャースでは大谷の他に山本由伸(26)と佐々木朗希(23)が、カブスには今永昇太(31)と鈴木誠也(30)がいる。
日本国内での興行を盛り上げるため、ドジャースとカブスは開幕試合に日本人大リーガー5人を前面に押し出して出場させる予定だ。ドジャースは第1戦の先発投手に山本、第2戦の先発投手に佐々木の登板を予告した。大谷は指名打者(DH)で出場する。カブスも第1戦の先発投手として今永を予告している。鈴木も外野手として先発出場する。