日本のトヨタ自動車グループが昨年、世界で自動車を約1082万台販売し、世界1位の座を守ったことが分かった。販売台数は前年より約40万台減ったが、2020年から5年連続で世界1位の座をキープした。
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トヨタ自動車は30日、グループ企業のダイハツ工業と日野自動車を含めた総販売台数が過去最多だった2023年(1123万台)に比べ3.7%減の1082万1480台だったと発表した。高級ブランドのレクサスを含むトヨタの販売台数は1.9%減の1015万9336台で、小型車中心のダイハツは32.1%と大幅減の53万6588台、トラック部門の日野は7.1%減の12万5556台だった。ロイターは「品質認証問題でダイハツの日本現地販売が大幅に減り、全体的に実績が不振だった」と診断した。
ただ、トヨタを追撃していたドイツのフォルクスワーゲングループも昨年、フォルクスワーゲン(-1.4%)、アウディ(-12%)など全般的に不振で、前年比2.3%減の902万7400台にとどまり、2位との差は180万台だった。
現代自動車グループは昨年、723万1248台(現代自動車414万1791台、起亜自動車308万9457台)を販売し、3年連続で3位だった。現代自動車・起亜自動車は2023年と比べ販売台数が約1%減ったが、世界1・2位のメーカーの販売減少幅の方が大きかったため、前年比で1位トヨタとの差は390万台から360万台に、2位フォルクスワーゲンとの差は193万台から180万台に縮まった。現代自動車グループは2010年、米フォードを抜いて初めて世界5位になったが、自動車メーカー間の激しい競争により、2020年にようやく4位に浮上した。2021年に再び5位に下がったものの、2022年からは3位の座を守っている。
趙宰希(チョ・ジェヒ)記者