MLB:「200億ウォン安くたって」 キム・ヘソンがド軍入りを選んだ理由とは

3年1250万ドルで2年延長のオプション付き

 キム・ヘソンの選択はドジャースだった。キウムのキム・ヘソン(26)がLAドジャースに入団する。ドジャースは1月4日、「キム・ヘソンと3年1250万ドル(約19億7000万円)と、2028年と29年に契約延長ができる条件で入団契約を交わした」と公式発表した。28-29年に契約延長を結ぶ場合、5年で最大2200万ドル(約35億円)まで受け取ることになる。契約締め切りまで残り3時間だった。キム・ヘソンは韓国選手としてポスティング(移籍入札)を経てメジャーリーグ入りする9人目の選手となった。ドジャースは昨シーズンのメジャーリーグ(ワールドシリーズ)のチャンピオンであり、韓国人メジャーリーガー1号である朴賛浩(パク・チャンホ)がプレーした韓国とは縁が深い球団だ。

【写真】韓国語で「ようこそ、友よ」 大谷がキム・ヘソンの入団を歓迎してインスタに投稿した画像

 キム・ヘソンは12月4日、MLB(米メジャーリーグ)事務局がポスティングを告知した後、米国現地で練習と交渉を続けてきたものの、契約のニュースはなかなか持ち上がらなかった。しかし、LAドジャースをはじめ、シアトル・マリナーズ、LAエンゼルスなどの5球団からオファーを受けたという。現地メディアによると、エンゼルスはドジャースよりも好条件の5年2800万ドル(約44億円)を提示したものの、キム・ヘソンは大谷の助言とアジア選手が適応しやすいといった点などを考慮し、ドジャース入りを選んだという。

 キム・ヘソンは昨年、米国進出のためにCAAスポーツと所属事務所の契約を結んでいるが、実は大谷もCAAスポーツの所属だ。CAAスポーツ側は「キム・ヘソンは今回の交渉で米国に滞在している間、大谷から直接いろんなアドバイスをしてもらった。こうした部分も影響を与えたものとみられる」と明らかにした。キム・ヘソンのドジャース行きが確定すると、大谷はソーシャルメディアにキム・ヘソンの写真と共にハングルで「ようこそ、友よ」とお祝いのあいさつをアップした。これからマウンドに立つ大谷の後ろでキム・ヘソンが二塁を守るシチュエーションも期待できる。キム・ヘソンは近いうちに渡米し、メディカルテストを受けた後、正式入団の手続きを経て、2月から開かれるスプリングキャンプに合流する見込みだ。

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