気候変動により蚊の活動期間が次第に長くなっている。異常気象のせいで幼虫が急速に成長するためだ。蚊に刺されにくくなる方法について紹介しよう。
蚊に刺されにくくするには、蚊が好む色の服を着ないこと。米国ワシントン大学の研究によると、蚊は▲赤▲オレンジ▲黒▲青緑色に反応したという。蚊は物体と1メートル以内に近づかなければ見えないほど近視だが、目で特定の波長の光を探す。蚊が好む赤系の色は波長の長い光を発する。
▶ 日本で「友情結婚」が増えている理由、心理学者に聞いてみた
したがって蚊を避けるには、蚊が好む色を避けるのがよい。野外活動をするときは▲紫色▲青色▲白色の服を着るのがよい。上記の実験では、蚊がこれらの色を好まないことが分かった。
ワシントン大学生物学部のジェフリー・リフェル教授は「蚊は色のほかに呼吸、汗、肌の温度にひかれる」と説明した。蚊は二酸化炭素を感知する能力があり、呼吸で吐き出す二酸化炭素の量が多い妊婦や子ども、大柄な人などを好む。
蚊は嗅覚が非常に発達しており、汗の主成分である水分や乳酸、アミノ酸、アンモニア臭などをよく感知する。そのため、汗のにおいがきつい人、熱が高く汗が多い人、あまり体を洗わない人は蚊の標的になる恐れがあるので注意が必要だ。
水辺での野外活動を避けるのも一つの方法だ。蚊は繁殖のため水がたまっている場所に密集している。
▶ ハーバード大出身の医師がペットボトル入りの水を絶対に飲まない理由