サッカー:昇格1年目でJ1席巻 町田ゼルビアで躍動する韓国人三銃士

町田旋風…主役は呉世勲・羅相浩・張敏圭

 張敏圭は韓国のファンにはなじみのある名前ではないが、日本サッカー界でのプレーは長い。漢陽大在学中に尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督に呼ばれ、2020年に日本のJ2チーム、ジェフユナイテッド市原・千葉でプロデビューした。デビュー1年目からセンターバックとしてレギュラーで活躍し、Kリーグのチームからの誘いもあったものの日本に残ってプレーする道を選び、昨年に町田に移籍した。昨シーズンは37試合に出場し、J2優勝に貢献、J1に昇格した今年も手堅いプレーでDFラインを守っている。

 呉世勲と羅相浩は、来月開催される2026年北中米W杯アジア2次予選の2連戦で韓国代表に招集される可能性も取りざたされている。羅相浩はベント前韓国代表監督に信頼されて22年のカタールW杯に出場したが、昨年9月から韓国代表に呼ばれていない。韓国は6月の2連戦にキム・ドフン臨時監督体制で臨む。呉世勲は、年代別代表に何度も選ばれ華麗な経歴を誇るが、実はA代表に招集された経験はまだない。曺圭成(チョ・ギュソン)=ミッティラン=と周敏圭(チュ・ミンギュ)=蔚山=のライバルになりそうだ。

 Jリーグは、これまで多くの韓国人選手が大きな成果を残してきた舞台だ。洪明甫(ホン・ミョンボ)、黄善洪(ファン・ソンホン)、朴智星(パク・チソン)、鄭成竜(チョン・ソンリョン)らは昨年のJリーグ30周年で歴代ベストイレブンの候補に挙がった。洪明甫は柏レイソルでプレーしていた2000年にJリーグ初の外国人主将となり、黄善洪はセレッソ大阪時代の1999年に24ゴールを挙げてリーグ得点王に輝いた。2002年の天皇杯で京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)を優勝に導いた朴智星は、チームのレジェンドとされている。川崎フロンターレで9シーズンにわたって活躍を続けるGK鄭成竜は、チームを4度のJ1優勝に導いた。

キム・ヨンジュン記者

【図】Jリーグで活躍した韓国人のレジェンド

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