「韓国は国際化できないし、その必要もない」 米コラムニストが見た韓国(上)

 また、韓国人が熱狂する大型団地について、「理解し難い」とする見解も示す。経済的な観点から見れば、大型団地のマンション価格が高騰するのは理解できないでもないが、生活環境を考えてみると、マンションがそこまで高騰しなければならないのは理解に苦しむ、といった説明だ。マーシャルさんは「大型団地のマンションは、あまりにも広く、あまりにも多くの人々が住んでいる。特に米国人は皆同じ形をしたマンションを見ると、ディストピア(逆ユートピア)のように思える」とし「『ヒューマン・スケール(human scale)』という言葉があるが、人間の物理的な大きさ、能力、および限界を基盤として環境と相互作用するといった意味だ。生きるのには適した大きさがあるということだ。大型団地のマンションは、ヒューマン・スケールを大幅に超えているように思える」と話した。

 外国人を依然として異質な目で見つめる韓国人の視線についても話すことを忘れなかった。マーシャルさんは「外国人の友人に会うと、時々寂しさを覚えるといった話を耳にする。いくら韓国に長く住み、韓国語が上手になっても、韓国人社会の中で韓国人のように受け入れてもらうのは非常に困難なこと」とし、韓国における外国人は「結局、外国人」と言い切った。また、米国で英単語の「Foreign(外国の、外国人の)」は日常生活の中でほとんど使われないという。ところが、韓国では韓国語がどんなに流ちょうであっても外国人、異邦人と言われたという。さらに「米国では『彼は日本人だ、彼女は韓国人だ』と表現し、『外国人だ』とは言わない」とし「異邦人というアイデンティティーが嫌いだというわけではない。ただ、韓国人同士の見えない絆があるようだ」と分析する。

【写真】作家のコリン・マーシャルさん

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