一方で、海外の予想は異なり、日本が優勢とみている。アジアのサッカーを25年以上取材している英国ロイターのマイケル・チャーチ記者は「日本は代表チームを招集するたびに1-2人がけがで離脱するにもかかわらず、国際Aマッチで8連勝を収めるほど強かった。選手層が厚いため、誰かが負傷しても戦力ダウンの心配がないということ」として「日本が圧倒的な優勝候補という事実は変わらない」と話した。日本のサッカージャーナリスト、大住良之氏は「今の日本代表なら優勝は当然という雰囲気。全世界もそう見ている」として「厚い選手層を十分に生かし、柔軟に選手を起用すれば、優勝は問題ないはず」との見方を示した。中国のスポーツメディア「捜狐」は「日本が今大会の先頭走者だ。韓国は挑戦するという状況」とつづった。
海外の大手ブックメーカー、ウィリアムヒルは、日本の優勝に最も低い2.25倍を付けた。配当が低いほど優勝の確率が高いことを意味する。韓国は3倍だった。サッカーのビッグデータを扱う「フットボールランキング」は、日本の優勝確率を36.4%と予測した。韓国は13.1%で、イラン(17.6%)、オーストラリア(14.8%)に次いで4位だった。パク・ムンソン解説委員は「戦力分析は代表チームの選手26人全体の技量を総合して評価するほかない。ブックメーカーのサイトやビッグデータ企業はそのようにして優勝確率を分析している。しかしサッカーは11人でプレーするもの。韓国の主力11人は日本より強い」と強調した。
中東で開催されるため、中東の国が優勝するとの見方もある。キム・デギル解説委員は「中東特有の粘り強く手堅い守備が、ホームグラウンドで威力を発揮する可能性もある」と話した。元韓国代表の李天秀(イ・チョンス)氏はYouTubeで「中東で開催されるため、サウジアラビアが旋風を巻き起こす可能性もあると思う」と語った。
イ・ヨンビン記者