朝鮮日報が選んだ2023年韓国国内10大ニュース(上)

■物価高の苦しみ…内容量削減、安い原材料への転換で実質値上げも

 韓国の国民は昨年に続き、今年も物価高に苦しんだ。 昨年5.1%を記録した消費者物価上昇率は、今年1月も5.0%と高止まりして始まった。7月に2.4%まで上昇幅を縮小したのも束の間で再び上昇傾向に転じ、8月から11月まで4カ月連続で3%台で推移した。特に庶民が頻繁に購入する即席麺、パン、牛乳、ミネラルウォーター、ハンバーガーなどの物価上昇率は、世界的な金融危機以降、約10年ぶりに記録的な水準だった。価格は据え置き、商品の内容量を減らす「シュリンクフレーション」、安い原材料に切り替える「スキンプフレーション」など小手先の値上げ手法も登場した。

■韓国独自技術の宇宙ロケット「ヌリ号」打ち上げ成功…7大宇宙大国入り

 5月25日、韓国国産の宇宙ロケット「ヌリ号」が実際の衛星を宇宙に送り出すことに成功した。これで韓国は官民共同で開発した技術を使い、国内で独自技術で作ったロケットによって、独自の人工衛星を打ち上げ、宇宙大国への第一歩を踏み出した。韓国は自力で衛星を打ち上げることができる世界で7番目の国になった。次は月と火星の探査だ。韓国政府は今年から10年間、2兆ウォン(約2200億円)を投入し、2032年の月面着陸船を送ることを目指す次世代ロケットの開発に乗り出す。45年には火星に太極旗を立てることが目標だ。


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