フランスも追い抜いた「Kビューティー」…日本人の肌に完璧になじむ

円安でも韓国は日本の化粧品輸入相手国1位

 中小メーカー「OLIVE INTERNATIONAL(オリーブインターナショナル)」のコスメブランド「Milk Touch(ミルクタッチ)」が出しているオールデイマスカラもQoo10のメガ割りイベントでマスカラ部門1位になった。同社の関係者は「小売店約4000店で製品を販売し、来年4月までに追加で約1300店を出す予定だ」と言った。韓国国内で営業損失を出した「NATURE REPUBLIC(ネイチャーリパブリック)」も日本法人を昨年設立して現地の店舗を増やし、2022年7ー9月期に黒字転換した。スキンケア製品「グリーンダーマシカ」「ビタペアC」といった製品を小売店6000店に納品・販売しているおかげだ。

■大企業も再び日本へ

 韓国を代表する化粧品メーカー各社も日本市場攻略に本格的に乗り出している。中堅メーカー「COSMAX(コスマックス)」は今年、日本法人を新たに設立した。新型コロナ以降、日本の20-30代の消費者を中心にネットで韓国の化粧品の注文が急増するや、製品を迅速に供給するために現地法人を作ったのだ。同社関係者は「韓方(韓国漢方)ナチュラル成分が入ったBBクリームやクッションファンデーションなどの製品を最新の技術力を生かして迅速に生産・供給している」と語る。コスマックスの日本輸出はこの3年間で毎年2けたの成長率を記録している。

 アモーレパシフィックも今年、自社ブランド「LANEIGE(ラネージュ)」を日本の「@cosme(アットコスメ)」のオンラインや東京・原宿店で販売した。もう一つのブランド「innisfree(イニスフリー)」の販売も拡大している。2021年、原宿に2番目の店舗をオープンさせたのに続き、「Loft(ロフト)」などの小売店にも流通網を拡大している。「LG生活健康」は昨年1月から日本市場に進出し、現在までロフトや「東急ハンズ」などの小売店1万4000カ所に「CNP Laboratory(CNPラボラトリー)」というブランドで製品を供給している。

宋恵真(ソン・ヘジン)記者

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  • ▲日本人の買い物客でにぎわう横浜の「innisfree(イニスフリー)」店舗販売の様子。写真提供=アモーレパシフィック

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