中国のある自動車メーカーが、トヨタのピックアップトラックとデザインと名前が似ているモデルを発売した。
FOXニュース、自動車専門メディアのオートジョシュなどによると、中国のシノ・ビークル・ハブ(SVH)は今年末からトヨタの「タンドラ(Tundra)」とほぼ外観が似ているピックアップトラック「タンダー(Tundar)」を販売する予定だ。
【写真】中国の自動車メーカーSVHの「タンダー」とトヨタ「タンドラ」
両者は名前からして似ている。スペルを見ると、最後の2文字の「r」と「a」の順番だけが違う。さらに、中国製タンダーの後方にはトヨタのモデル名である「TUNDRA」という文字が彫られている。
外観もそっくりだ。 タンダーは4人乗りピックアップトラックで、6角形の模様を採用したフロントグリルやヘッドライトがタンドラとほぼ同じだ。
ただ、性能の差は大きい。タンダーは1.0リットル3気筒エンジンを搭載しているが、トヨタのタンドラは3.5リットルツインターボチャージャーV6エンジンを採用している。そのため、価格も大きく異なる。タンダーは6000ドルからだが、これはタンドラ(3万6000-5万8000ドル)の6分の1から10分の1の水準だ。
中国の自動車メーカーが海外ブランド車と類似したデザインモデルを出すのは今回が初めてではない。これに先立ち、フォードF-150、ランボルギーニ・ウルスなど複数なモデルが数年間にわたってコピーされた。
トヨタとSVHは、タンドラとタンダーが酷似しているとする論争に対し、公式見解を示していない。
キム・ジャア記者