「ゴミ拾い」「一喜一憂しない」…大谷翔平を作った64の実践課題

「マンダラート自己啓発法」が話題
体づくりのため「夜7杯朝3杯」
「メンタルで波を作らない」も

 コントロールを良くするためには「軸をぶらさない」「リリースポイントの安定」「インステップ改善」などの実践課題が挙げられている。キレを増すためには「リストの強化」「回転数アップ」「ボールを前でリリース」「角度をつける」という実戦課題を定めた。

 また、時速160キロメートルの速球を投げるためには「肩周りの強化」「下肢の強化」「ライナーキャッチボール」を挙げている。大谷の過去最高球速は2016年に日本プロ野球で記録した時速165キロメートルだ。大谷はまた、速球だけでは成功できないと考え、変化球も「フォークボール完成」「スライダーのキレ」「遅く落差のあるカーブ」を自由自在に駆使し、勝負と制球力を高めるという実戦課題を立てて、一つ一つ実践していった。打者が対処しにくいように、「ストレートと同じフォームで投げる」という実戦課題もある。

 大谷は野球選手としての技術力向上はもちろん、メンタルや人間性など人格的な分野についても深く考えていた。高校時代にメンタルを鍛えるため「一喜一憂しない」「波をつくらない」「頭は冷静に 心は熱く」などの課題を実践した。人間性という細部目標では「愛される人間」「信頼される人間」「継続力」「思いやり」などを実戦課題にした。このように着実に努力し続けた結果、大谷は現在、誰よりも平定心をよく保つ選手として高く評価されている。

チャン・ミンソク記者

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