1988年「韓国の女性もゴルフやるのか」…今や「全米オープンは韓国人大会」

韓国女子ゴルフ、LPGA 200勝まで…1988年具玉姫、1998年朴セリ
最初の100勝まで24年かかったが、200勝は9年で超高速達成
米プロゴルファーのコルダ「韓国人選手たちはグリーンで最後まで食い下がる」
高真栄は世界1位奪還、個人11勝…今年の選手ランキングも首位に立つ

 具玉姫は韓国女子ゴルフの開拓期を象徴する人物だった。京畿道高陽市内のゴルフ場でキャディーとして働いていた具玉姫は、1978年に初めて行われた韓国プロゴルフ協会(KPGA)の女子プロテストで、カン・チュンジャ、アン・ジョンヒョン、ハン・ミョンヒョンらと共に韓国女子プロゴルファー第1号になった。ゴルフ場の客に借りたゴルフクラブを手に、同じく借り物の足に合わないシューズを履いて臨んだテストだった。具玉姫は韓国人選手100勝のニュースを聞いた時、「私が韓国女子ゴルフの第一歩を踏み出したとしたら、朴セリ(パク・セリ)は韓国女子ゴルフの印象を変えた。『セリ・キッズ』と呼ばれる後輩たちは、彼女に劣らないスターに成長した」と喜んだ。

■朴セリとセリ・キッズが成し遂げた「サウスコリアン王朝」

 「ゴルフの女帝」朴セリ(44)はLPGAツアーで25回優勝し、韓国女子プロゴルフを花開かせたスターだった。

 アジア通貨危機が韓国を襲った1998年にLPGAツアー・デビューを果たした朴セリは、初優勝を同年5月のメジャー大会「マクドナルドLPGA選手権」で達成した。初の韓国人メジャー大会優勝だった。同年7月に朴セリがプレーオフの末、優勝した全米女子オープンで見せた「はだしの闘魂」(はだしになって池に入り、球を打ったエピソード)は韓国女子ゴルフの象徴的なシーンになった。その姿を見てゴルフに対する夢をはぐくんだ「セリ・キッズ」たちが韓国女子ゴルフ神話をさらに生み出した。米国人女子プロゴルファーのジェシカ・コルダ(28)は「韓国の選手たちは必ず1人の選手のように(一致団結して)一生懸命練習して、最後まで食い下がる」と言った。コルダの言葉のように「サウスコリアン」という名の韓国人選手たちは常に優勝カップを手にし続けた。米紙ニューヨーク・タイムズは「韓国人選手たちが支配する全米女子オープンは『全米サウスコリアン・オープン』と呼ばなければならなさそうだ」と表現した。

■女子ゴルフ世界ランキング1位は高真栄、日本選手は?

閔鶴洙(ミン・ハクス)記者 , チェ・スヒョン記者
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