この5年間で早期廃車となった古いディーゼル車は96万台だったが、ディーゼル車の全登録台数は逆に増えている。国土交通部によると、ディーゼル車は2016年の917万456台から毎年増え、昨年は999万2124台に上った。5年間で82万台増えたことになる。政府関係者は「トラックはディーゼル車が多く、エコカーモデルの場合、発売数があまり多くない上、価格が比較的に高いため、零細事業者が中古ディーゼル車を再び購入するケースが多いものと把握している」と語った。パク・ソンミン議員は「今のようにディーゼル車の再購買率が約半分なら、排出ガス低減効果も半減せざるを得ない」と指摘した。
政府もこの問題を認識しているが、再購入車種をエコカーに限定すれば、ディーゼル車廃車支援制度が委縮することを懸念している。環境部交通環境課のファン・インモク課長は「環境にやさしいトラックの供給を促進し、廃車後、エコカーの購入を誘導する方策を幅広く検討しているところだ」と語った。