海外のある国では「鳥のふんからパネルを守るため、鳥を追い払う」案を検討している。鳥にレーザー光線を当てたり、ごう音を鳴らしてソーラーパネルに鳥が集まるのを未然に防いだり、パネル上部にワイヤを設置して鳥が止まれないようにするやり方だ。鳥が嫌う超音波を利用したり、かかしのように「視覚的に恐怖を与える装置」などの設置を代案として発表する海外の研究機関もある。
しかし、環境に優しいことを売りとしている太陽光発電を進める過程で、数万-数十万羽の鳥を人為的な方法で分散させ、鳥が安心して休むことを妨害したり、被害を与えたりする手段を用いることが果たして適切なのかどうかといった論議がある。結局セマングムに設置される巨大な水上太陽光団地は、当初意図していた太陽光発電を行いながらも、一方で鳥たちとの共存を図れるかどうかが大きな鍵となりそうだ。これについて本紙は、セマングム水上太陽光事業を進めるセマングム開発庁に「鳥の分泌物問題などに対する対策はできているか」と質問したものの、8日現在で回答は得られていない。
パク・サンヒョン記者