■仮想通貨投資口座、開設が毎日7万件以上
韓国銀行によると、現金、6カ月未満の定期預金など短期で現金化が可能な短期浮動資金は2月末現在で1453兆ウォンで、前年同期に比べ264兆ウォン(22%)増えた。
コロナ対策で供給された資金が仮想通貨に流れる傾向も見られる。今月16日現在で国内5大銀行(KB国民・新韓・ハナ・ウリィ・農協)の預金残高(133兆1442億ウォン)は3月末に比べ17兆5787億ウォン減少した。銀行関係者は「大規模な株式公募もなかったのに預金が減った。仮想通貨ブームのせいだとみられる」と話した。仮想通貨投資のための銀行口座開設は毎日7万件以上に達するという。
低金利と不動産急騰で投資先を失った状況で、元手が少ない20-30代が仮想通貨投資に殺到しているとの分析もある。専門家は仮想通貨が株式や不動産よりも不安定なので注意すべきだと指摘する。小さな衝撃でも下落幅と投資家の損失が大きくなるからだ。