京都国際高校は全生徒数が131人に過ぎない。このようなミニ学校が日本全国約4000校の野球部のうち、32チームしか出場できない選抜高校野球大会に、外国系の学校としては始めて出場した上、初勝利まで挙げたのだ。このため、100年近い歴史を持つ甲子園大会で、「驚異的な記録を立てた」という評価をされている。この試合を見るため、24日朝から在日僑胞(在日韓国人・韓国系在住者)たちは貸し切りバス20台に分乗して甲子園球場に集結した。大阪にある同じ韓国系学校の建国高校や金剛学園高校からも生徒が来て応援した。
1947年に在日僑胞たちが建てた同校は、1990年代に深刻な経営難に陥った。生徒数が減ったため、学校を存続させるために1999年に創設したのが野球部だった。その時から野球に興味のある生徒が来始めた。2004年に日本の学校教育法第1条の適用を受ける学校に転換、今では韓国教育部と日本文部科学省の財政支援を受けている。日本の生徒が60%以上なので、事実上「韓日連合」の性格を持つ。当時理事長を務めた在日本大韓民国民団(民団)京都府地方本部のイ・ウギョン顧問(87)は「学校の性格を変えて日本の生徒を受け入れることにした時、『学校を売った』と批判された。我が校の卒業生や生徒たちが韓日関係を明るくするという考えを持つなら、それは正しい判断だった」と言った。