3兆ウォンの投資で38兆ウォンのリターン、クーパン上場最大の受益者は孫正義

 孫会長は2014年に中国アリババがニューヨーク株式市場に上場した際にも「ジャックポット(賭博による大当たり)」を手にした。孫会長は2000年に中国アリババの馬雲会長に会った時、その場で200億ウォン(約19億円)を投資した。その後アリババがアジアの企業で最大の成長に成功すると、孫会長は投資額の3000倍に相当する収益を手にした。孫会長はこの成功を基盤にビジョンファンドを設立し、有望な技術を持つ世界中の企業に巨額の資金を投じている。現在、ビジョンファンドが運用する資金は1000億ドル(約11兆円)で、アマゾン、グーグル、マイクロソフトなど130のハイテク企業に投資を行っている。孫会長にはまた別の巨額の収益が待っている。ソフトバンク・グループが投資した東南アジアの配車大手グラブが特別買収目的会社(SPAC)と合弁でニューヨーク株式市場への上場を検討しているからだ。孫会長は2018年にグラブに15億ドル(約1640億円)を投資した。グラブの企業価値は45兆ウォン(約4兆3100億円)に達する見通しだ。

■「韓国の大企業オーナーで株長者番付1位は?

チェ・インジュン記者
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