■トヨタ、中国での販売台数は現代自の4倍…トヨタ、ホンダ、日産、9月に中国だけで49万台販売
トヨタ、ホンダ、日産の日本車メーカー3社による中国での9月の販売台数は49万台です。同じ期間の韓国での販売台数(1458台)の336倍も売れたことになります。
9月の中国市場全体での新車販売台数は前年同月比13.3%増の257万2000台でした。トヨタ、ホンダの販売台数の伸びは市場平均の2倍に達するので、日本車を買い求める中国人が増えていることを示しています。
これは現代自動車の中国での状況と明らかな違いを見せています。現代自の中国での販売台数は2016年の114万台をピークに減少し、昨年は65万台まで落ち込みました。今年は年間50万台も割り込む危機に直面しています。今年1-8月の累計販売台数は26万2621台で、前年同期を31.4%下回りました。5年前まで中国の現代自社員は「他の場所はともかく、中国だけはトヨタが現代自に絶対追い付けない」と自信を抱いていましたが、今年の現代自の中国での販売台数はトヨタの4分の1にすぎません。既にトヨタは1-9月の累計販売台数(126万2400台)で現代自の年間最高記録(16年、114万台)を抜いています。来年には中国だけで200万台突破も可能とみられます。
■ユニクロの中国国内店舗数、日本を上回る
ではユニクロに触れてみましょうか。8月末現在でユニクロの中国国内での店舗数は767カ所で、日本国内の直営店(764カ所)を初めて上回りました。9月末には782カ所まで増えました。過去5年間に中国だけで400カ所を新規出店しました。柳井正会長は最近、日本経済新聞のインタビューに応じ、「中国には13億の人口がいるので、店舗は3000カ所までいけると考えている」と語りました。現在でも中国での店舗数は韓国の5倍に達するのですが、3000カ所というとほぼ20倍です。
現在ユニクロの売り上げのうちの日本が占める割合は30%で最も高く、香港・台湾を含む中華圏が20%台で続きます。ユニクロの過去3年間の中華圏での平均増収率は15%で、日本(3%)の5倍に達します。この勢いならば、3-4年後には売上高でも中国が日本を上回る見通しです。