【経済】活力を失ったアベノミクス…成長率-27.8%で最悪
17日、日本のすべての主要日刊紙の夕刊1面トップ記事は、現在のような経済の低迷が続く場合、実質国内総生産(GDP)の伸び率が年率(年率・年間に換算した割合)基準で-27.8%を記録するという記事だった。戦後最悪の成績だ。活力を失った日本経済のあちこちに赤ランプがともったことを告げるものだ。
新型コロナ問題で外食・旅行・レジャー支出が急減、個人消費が1-3月期に比べて8.2%減少したせいで、下落幅が大きかった。企業の設備投資(-1.5%)は委縮し、自動車輸出などの不振で輸出も-18.5%を記録した。
これは、安倍内閣が新型コロナ感染拡大を抑制するため緊急事態宣言を出し、経済活動が極度に制限された結果だ。緊急財政政策で公共投資だけは1.2%成長したと集計されたが、委縮する景気に歯止めをかけられなかった。
深刻な経済低迷の原因は必ずしも新型コロナ禍だけにあるのではない。日本の景気は8%だった消費税率を10%に引き上げた昨年10月以降、下降し始めた。昨年下半期からGDPの伸び率は既にマイナスに転じ始めていた。
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