安倍首相、健康異常説・経済悪化・新型コロナの3重苦

 安倍首相は2009年に発売された「アサコール」という新薬でこの病気が緩和されたと話したことがある。しかし、副作用を防ぐため、ステロイド治療を数回受けたことが日本のマスコミにより報道された。ステロイドを高容量で長期間投与すると、糖尿病や浮腫などの副作用が出ることがあり、これに関連する健康問題が発生した可能性も排除できない。安倍首相は20代から潰瘍性大腸炎と診断されたと言われているが、この病気を長く患うと大腸がんの発生リスクが高まるという。同首相が追加検診を受けたのは、大腸がん予防とかかわりがあるのかもしれないという見方も出ている。

【コロナ】感染者増えても旅行促す…今月に入って2万人感染

 日本では新型コロナウイルスの2回目の拡散で毎日約1000人の新規感染者が出ている。16日にも新規感染者が1021人発生し、累積感染者数は5万6926人を記録した。8月に入って感染者が約2万人追加されたことになる。死亡者も1100人を超えた。

 しかも、安倍内閣が旅行奨励政策「Go Toトラベル」を先月末から実施して以降、新型コロナが全国的に急速に広がり、日本国民の不安感がさらに高まっている。これまで新型コロナ感染者が比較的少なかった沖縄県や島根県などでも急速に拡散する傾向にある。

 さらに、安倍内閣は8日からの「お盆」でも帰省自粛を要請しなかった。日本国民は自発的にお盆の帰省を控えたが、安倍内閣は経済の低迷を懸念してあいまいな態度を取ったのだ。日本国民の間からは「政府はあまりにも安易だ」と不満の声が上がっている。新型コロナ問題が長期化し、政府関係者らの間でも不協和音が出てくるなど、行政力が地に落ちたのも安倍首相の危機をあおっている。

■世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本は?

金哲中(キム・チョルジュン)医学専門記者
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