「中国から帰国した韓国人が最大の感染源」…これが韓国長官の言葉ですか

 朴長官は「特定の宗教集団(新天地)がウイルスを広めている」とも発言した。1300人近い感染者のうち、感染経路が分からないケースがほとんどにもかかわらず、韓国国民、とりわけ宗教集団が感染源と特定したのだ。

 朴長官のうそも論争を巻き起こした。朴長官は「大韓感染学会は中国全域を対象とした入国禁止を推薦しなかった」と発言した。しかし大韓感染学会などは今月2日「湖北省の制限だけでは不十分」として「危険地域からやって来る入国者の制限が必要だ」と主張していた。朴長官は今月21日にも「政府の対応はドアを開けたまま蚊を捕まえるようなもの」との指摘に対し「冬だから蚊はいない」とまと外れな答弁を行った。ネット上では「いったいどこの国の長官か」「辞任しろ」との批判が相次いだ。

 最大野党・未来統合党の李晩熙(イ・マンヒ)院内スポークスマンは「文在寅(ムン・ジェイン)政権が重ねて国民の傷をほじくり返しており、失意に落ち込んだ国民を一層怒りと挫折に追い込んでいる」とコメントした。正義党のカン・ミンジン・スポークスマンも「コロナ19の発源地が中国であることを排除し、感染被害者である自国民に責任を押し付けるかのような印象を与える軽率な発言」と批判した。

キム・アジン記者
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