盗撮歌手チョン・ジュニョンの逮捕状請求、情報を漏らした警察庁幹部を立件

 警察は16年当時、チョン容疑者の弁護を担当したI弁護士についても捜査に着手した。I弁護士は当時、チョン容疑者がスマートフォンを業者に預け、データを復旧しようとしていたにもかかわらず、警察に「業者からデータ復旧は不可能だと言われた」とする虚偽の意見書を提出し、私文書偽造の疑いが持たれている。

 一方、広域捜査隊は「警察総長」という別名で呼ばれ、クラブ、芸能人と癒着していた疑惑が持たれている警察庁幹部のY総警(警視正に相当)を公務で知り得た秘密を漏らした疑いで立件した。Y総警は16年7月、人気グループ「BIGBANG」のメンバー、V.Iことイ・スンヒョン氏(28)、投資会社代表(34)がソウル市江南区清潭洞に開業したクラブ「モンキーミュージアム」が警察の捜査を受けた際、捜査情報を投資会社代表に漏らした疑い。Y総警の依頼を受け、捜査情報を漏らした警察官2人も同時に立件された。

 Y総警は15年1月から16年1月まで江南署生活安全課長を務めていた。16年初めに知人の紹介で投資会社代表と知り合った。Y総警は江南署から青瓦台(大統領府)民情首席秘書官室に異動後も投資会社代表夫婦、イ・スンヒョン氏、グループ「FTISLAND」のチェ・ジョンフン氏らと会食やゴルフに臨んでいた。コンサートのチケットも受け取っていた。警察はY総警が18年末まで投資会社代表らと連絡を取り合っていたことを把握している。

【写真】警察に出頭したチョン・ジュニョン

ユン・スジョン記者
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