警察は、バーニングサン関係者らの麻薬使用疑惑も捜査している。すでに別の共同代表であるイ氏、営業スタッフ、常連客約10人が麻薬類管理法違反容疑で立件された。バーニングサンの従業員に近いアリーナの従業員2人も麻薬を使用した容疑で立件された。V.Iも警察で検査を受けたが、麻薬の反応は陰性だった。
バーニングサン問題が広がるや、今年2月初めには「バーニングサン動画」という動画がインターネットを通じて広がった。バーニングサンのVIPルームで一人の男性が女性を相手に性行為のような行動をする動画だ。インターネット上には、「女性はムルポン(GHB)に酔っているかのように反抗できずにいる」という主張が出ている。GHBとは飲料水で薄めると無色無臭で、飲むと記憶を失う麻薬物質だ。警察は7日、違法映像を撮影・流布した疑いでバーニングサンの従業員A氏を拘束した。
事件の余波はバーニングサンの外にも広がっている。あるメデイアは2月26日にV.Iが海外投資者に対して性接待をあっせんしたと思われる内容のメッセージアプリ「カカオトーク」のメッセージ内容を報道した。V.Iが性接待の場を用意しろと言った場所がアリーナだった。警察は10日、V.Iを売春あっせん容疑で立件し、出国禁止措置を取った。V.Iは11日、「あまりにも社会的に大きく物議を醸した」として芸能界引退を宣言した。