「私が作ったレゴの作品は、私の部屋だけでなく家のあちこちに飾ってあります。作品を完成させても箱はほとんど捨てないので、家に置いてある大きな箱だけでも多分50箱は軽く上回ると思います。バットマンとシンデレラのセットが一番のお気に入りです。どうしてって? 出来上がったのを見たらすごくかわいかったからです」
平昌冬季五輪前はしばらく「レゴ休み期」に入った。
「昨年3月に下肢静脈瘤(りゅう)の手術を受けた時、5箱分ぐらい組み立てたと思います。そして夏が過ぎてからはレゴに全く触りませんでした。私がレゴをするのは、ほかのことを全部忘れようとしているからというのもありますが、五輪が近づくとプレッシャーがあるので、レゴをしていても五輪のことばかり考えるようになります。だからちょっと休みました」
平昌五輪が終わって3カ月。近況が気になった。李相花は「本当に何の心配もなく、水が流れるように楽な気持ちで暮らしています」と言った。
今年2月18日のことはまだ記憶に新しい。李相花はその日、スピードスケート女子500メートルで五輪3連覇に挑み、価値ある銀メダルを手にした。
「息苦しかった試合、観客の声援、金メダルを取った(小平)奈緒に抱かれて泣いた瞬間など、一つ一つ全て頭に浮かんできます。この前、日本でイベントがあって、奈緒に会いました。お互い忙しくて一緒に過ごせる時間がなかったのですが、今度大阪で一緒にユニバーサル・スタジオに行こうと約束しました」