「なぜ頼みを聞かない」 金づちで娘のポルシェを破壊した52歳男性に懲役1年 /仁川

 頼みを聞かなかったという理由で娘が所有する乗用車を金づちで破壊したなどの容疑で、50代の父親に実刑が宣告された。

 仁川地裁刑事1単独(裁判長、李昌慶〈イ・チャンギョン〉部長判事)は20日、特殊器物損壊や特殊脅迫などの容疑で起訴された52歳の男に対し、懲役1年の実刑を宣告し、40時間の家庭内暴力治療を命じた。

 男は今年7月21日午後3時30分ごろ、仁川市富川区富坪洞の路上で、金づちで娘(30)が所有する白いポルシェの運転席側窓ガラスを複数回破壊し、1500万ウォン(約160万円)相当の修理代を負担させたとして起訴された。

 男は娘が自分の頼みを断って強い態度で電話を切ったことに腹を立て、車を破壊したという。男は娘に向かって金づちを振り回し脅迫した容疑でも起訴された。

 男は通報を受け現場に到着した警察官の顎に頭突きした上、パトカーの中の仕切りを蹴り上げて破壊し、25万8500ウォン(約2万7000円)相当の被害も発生した。

呉在鏞(オ・ジェヨン)記者

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