【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領は18日、昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り、内乱重要任務従事などの罪に問われた郭種根(クァク・ジョングン)特殊戦司令官、李鎮雨(イ・ジヌ)首都防衛司令官、呂寅兄(ヨ・インヒョン)国軍防諜司令官、ムン・サンホ情報司令官(いずれも当時)の軍事裁判に証人として出席した。尹氏は「私が下した決定によりすべきことをした人たちなのに(裁判にかけられて)本当に申し訳ない」と話した。
また国防部が防諜司令部に所属する軍人の配置転換を大々的に進めていることに関連し、防諜司令部は非常戒厳に大きく関与しておらず、これを口実に国の安全保障において重要な機関である同司令部を無力化してはならないと主張した。
非常戒厳宣言については、当時の野党の非道な振る舞いを知らせることが目的であり、戒厳を長く維持するつもりはなかったとするこれまでの主張を繰り返した。
この日は尹氏の65歳の誕生日。尹氏は大統領として過ごした大統領室の庁舎からわずか200メートルほどしか離れていない軍事裁判所で誕生日を過ごすことになった。