米国のある公立小学校に勤務する30代の韓国人男性教師が教室で9歳の女子児童にセクハラを行ったとして起訴された。
【グラフィック】「学校も社会も信じられない」 防犯グッズをフル装備して登下校する韓国の小学生
ノースニュージャージーやニュージャージー101.5など現地メディアが11日に報じた。それによると米ニュージャージー州パセーイク州検察は3日、性的暴行などの容疑で同州のパターソン公立学校に勤務する30代の男性教諭を起訴した。
捜査当局は10月22日、この学校に通う9歳の女子児童に男がセクハラを行ったとの通報を受けた。
取り調べによると男は事件当日、別の児童に教室の前の席でテストを受けさせた直後、教室の後ろの席で女子児童に「韓国のキャンディーをあげる。レモン味とグレープ味の二つが入った宝箱があるよ」と声をかけたという。
男は教室内に試験用のパーティションを事前に設置してその内側に女子児童を連れ込み、ポケットから布を取り出して児童を目隠しし、キャンディーの味を当てさせた。
その際、目隠しが緩くなったため児童が下から男の行動を見たところ、男はズボンを下ろしグレープキャンディーを自らの陰部にこすりつける様子を確認した。
男は児童にこのキャンディーを手渡したが、全てを知っていた児童はキャンディーを受け取らなかった。
同僚教師らの証言によると、児童は涙を流し泣きながら事件が起こった教室を後にした。教師らは「児童は声をかけて慰めてもずっと泣き続けた」と証言した。
韓国国籍の男は既婚者だという。休職状態で取り調べを受けた男は起訴当日に学校から解雇された。現地メディアによると、男が有罪となった場合は少なくとも5-10年の懲役刑となる可能性があるという。
学校側は「児童たちの安全や福祉と関連するあらゆる疑惑について非常に深刻に受け止めている」とコメントした。
キム・ジャア記者