韓米の国防相 板門店の共同警備区域訪問=南北境界線近くで監視体制確認

【ソウル聯合ニュース】韓国の安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官と米国のヘグセス国防長官が3日、韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店の共同警備区域(JSA)を共に訪問した。

韓米の国防トップがJSAを訪れたのは2017年10月以来、約8年ぶりとなる。

 ヘグセス氏は韓米の定例安保協議(SCM)に出席するため、3~4日の日程で韓国を初めて訪問した。

 両氏は非武装地帯(DMZ)の最北端にある監視所で報告を受けた。同監視所は軍事境界線からわずか25メートル離れた場所にある。2019年にトランプ米大統領が当時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と訪問したことがある。

 国防部は両氏が強固な韓米連合防衛体制や連携を確認したと明らかにした。

 SCMは4日に開かれる。韓国と米国の主な軍事政策を協議・調整する国防分野の最高協議会で、10月29日に開催された韓米首脳会談で取り上げられた韓国の原子力潜水艦建造のほか、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国への移管、国防費増額などが議題になる見通しだ。

 ヘグセス氏はソウル南方・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーも視察する予定だ。

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