女子生徒を殺害した男子生徒(14)…凶器には米大学銃乱射事件の犯人「チョ・スンヒ」の名前 /マレーシア

 【NEWSIS】マレーシアの首都クアラルンプール近郊の学校で男子生徒が女子生徒を殺害する事件があり、現地社会に衝撃が走る中、この男子学生が犯行に使った凶器に米バージニア工科大学銃乱射事件(2007)を起こした韓国人チョ・スンヒの名前が刻まれていたことが分かった。

【米バージニア工科大学銃乱射事件】チョ・スンヒ容疑者23年の人生の歩み

 シンガポール・メディアのマストシェア・ニュースや香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などが18日、報じた。それによると、事件は14日午前9時40分ごろ発生。クアラルンプール近郊セランゴール州にある学校のトイレで、女子生徒(16)が刃物で刺されて死亡しているのが見つかった。

 悲鳴を聞いた教諭がトイレに駆け付けると、女子生徒が死亡しており、教諭は警察に通報したという。

 警察は同じ学校に通う男子生徒(14)を逮捕し、勾留している。

 女子生徒の体には複数箇所に刃物で刺された痕があったことが分かった。女子生徒の母親は現地メディアとのインタビューで、女子生徒の太ももなどに刃物の痕が200カ所以上のあるのを確認したと話した。

 現地警察は、男子生徒が女子生徒を殺害した際に使ったとみられる凶器3点を押収した。

 ところがこれらの凶器のうち1本の刃物に「サンディフック2012」「アダム・ランザ」と刻まれ、別の刃物には「チョ・スンヒ」と刻まれていたことが分かった。

 アダム・ランザとは、2012年に米コネチカット州のサンディフック小学校で銃を乱射し、児童20人を含む26人を殺害した犯人の名前だ。

 一方のチョ・スンヒは、2007年に米バージニア工科大学で銃を乱射し、32人の命を奪った犯人で、韓国でもよく知られている。

 警察は、男子生徒が犯行時に手袋を着用していた点などから、計画的な犯行だったとみている。

 警察は、男子生徒が暴力的なビデオゲームやSNSの影響を受けていた可能性があるとみて、犯行の動機などを調べている。

チェ・ヒョンホ記者

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