留守番中の飼い犬がガブリ、リチウムイオン電池から火花 /米ノースカロライナ州

 【NEWSIS】米ノースカロライナ州の住宅で、飼い犬がリチウムイオンバッテリーをかんで遊んでいたところ、突然火が噴き出して火災になるという事故があった。監視カメラがこの恐ろしい事故の一部始終を捉えていた。

【写真】犬に噛まれたリチウムイオンバッテリーが発火する様子

 英紙デイリー・メールが17日(現地時間)、報じた。それによると、事故があったのは今月15日で、家族が家を留守にしている間に室内のセキュリティーシステムが煙を感知し、警報が鳴った。

 この家の住人で消防士のデービッド・サッサーさんは慌てて家に戻り、監視カメラの映像を確認したところ、愛犬のコルトンがリチウムイオンバッテリーで遊んでいて、バッテリーを離した瞬間に火花が出るという危険な状況が映っていた。

 地域の消防署は「コルトンがバッテリーをかんだため外側の保護装置が傷ついて発火したとみられる」「幸い犬は無事で、火も自然に消えたため、カーペットの一部が少し焦げただけだった」と説明した。

 今回の事故は、リチウムイオンバッテリーの危険性をあらためて認識させるきっかけとなった。消防署は「バッテリーを安全にチャージして保管するのが何よりも重要だ」として「ペットや子どもが近づかないよう特別に注意しなければならない」と強調した。

 リチウムイオンバッテリーはわずかな衝撃や損傷でも発火の危険性が大きいため、安全ルールを守ることが必要だ。今回の火災は、安全管理の重要性を痛感させる事例として注目されている。

カン・セフン記者

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