「韓国人が日傘を使うのは白人優越主義だから」 猛暑を乗り切る必須アイテムに噛みつく黒人ティックトッカーが話題に

 夏場の日傘の使用が増える中、ある黒人インフルエンサーが「アジア人の日傘文化は白人優越主義に由来する」と主張し、論争が起きている。

 最近、あるティックトックのアカウントに「アジア人は肌が焼けるのを恐れている(Asians afraid of being dark)」というタイトルの動画がアップロードされた。動画で黒人の女性ティックトッカーは、東洋人女性が日傘を使っている写真を見ながら「アジア人がなぜこんなに肌が焼けることを嫌うのか、気になる」「しばらく日光を浴びたからといって真っ黒にはならない」と言った。

【写真】「韓国人が日傘を使うのは白人優越主義」と主張するティックトッカー

 さらにこのインフルエンサーは「ほかの人種は、少し焼けたとしても大きな差を感じない」「あれは白人優越主義」と批判した。日傘を差したり日焼け止めを塗ったりして紫外線を防ぐのは黒い肌を嫌う人種差別主義に由来した無意識の行動だ、という論理だ。

 この動画は再生数およそ60万回、コメント数およそ6200件を記録するほど高い関心を集めた。ネットユーザーらは「紫外線がどれほど危険か知らないらしい」「日傘は猛暑の必須アイテム」「日傘を白人優越主義に結び付ける発想の方が人種差別的」「肌の色ではなく肌の健康のために日傘を使っている」などの反応を示した。

 日傘の効果は科学的にも証明されている。ソウル研究院によると、日傘を使えば紫外線や放射熱を遮断して体感温度を10度も下げることができる。また、日光への直接の露出を防いで肌の染み、そばかす、くすみはもちろん肌の老化や皮膚がんを予防する効果もある。

 世界的に猛暑が続き、アジア圏だけでなく米国でも日傘の人気が高まっている。ニューヨーク・ポスト紙は7月8日付で「UV傘(UV umbrellas)は夏場の最もクールなトレンド」「帽子、UVカットクリーム、携帯扇風機も暑さの前では無意味」と報じた。

 日傘を探す男性も増えている。ファッション・プラットフォーム「MUSINSA」によると、7月の男性顧客の日傘検索数は前年同期比で1083%も急増した。

チェ・ヘスン記者

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲写真=UTOIMAGE
  • 「韓国人が日傘を使うのは白人優越主義だから」 猛暑を乗り切る必須アイテムに噛みつく黒人ティックトッカーが話題に

right

あわせて読みたい