【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道知事は13日、世宗市庁で記者会見を開き、「大統領室を世宗市に移して新しい地方時代を開くべき」とし、6月の大統領選への出馬を表明した。
金氏は文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の側近。自身が国会議員だった2016年11月以降、共に民主党の元党員の男らと共謀し、同党の大統領選候補だった文氏を当選させるため不正プログラムを使ってネット上の世論を操作した罪で21年7月に懲役2年が確定した。22年12月の恩赦で残りの刑期を免除され、24年8月に復権が認められて政治的に再起した。
一方、旧与党「国民の力」系の大統領候補の1人と目された劉承旼(ユ・スンミン)元国会議員はこの日、不出馬を表明した。同党に対しては「保守の大統領が連続で罷免されたにもかかわらず、反省と変化の道を拒否している」と批判した。