【全州聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)元大統領の収賄容疑について捜査している検察が、娘のダヘ氏に続いてダヘ氏の元夫も同じ容疑で立件したことが、11日分かった。
法曹関係者によると、全州地検は先ごろダヘ氏の元夫を収賄容疑で立件した。
これにより、事件の被疑者は文元大統領、ダヘ氏、ダヘ氏の元夫、韓国LCC・イースター航空の創業者である李相稷(イ・サンジク)前国会議員(贈賄容疑)、李氏が設立したタイ系LCC、タイイースタージェットのパク・ソクホ社長(業務上背任容疑)、昨年12月に起訴された趙顕玉(チョ・ヒョンオク)元大統領府人事首席秘書官(職権乱用権利行使妨害罪)の6人に増えた。
検察は、李氏が政府系機関・中小ベンチャー企業振興公団の理事長に就任した見返りに航空業界での実務経験がないダヘ氏の夫をタイイースタージェットに役員として入社させたとみて、代価性の有無を集中的に調べている。
また、ダヘ氏の元夫の就職を機に文元大統領がダヘ氏への経済的支援を中止したことから、タイイースタージェットがダヘ氏の元夫に支給した給与や移住費用など2億2300万ウォン(約2200万円)に賄賂性があると見なした。
検察関係者は、文元大統領夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏の立件は考えていないとして「捜査が進行中であり、具体的な内容は明らかにできない」と説明した。