【TV朝鮮】(アンカー)
韓国大統領選挙が6月3日に行われるのを前に、中央選挙管理委員会では今日、公開模擬投開票を実施しました。不正選挙疑惑を払拭するため、選挙当日の進行手続きを詳細に説明する場でした。ところが、これを見に来た弁護士らが予定外の質問をしたため、舌戦が繰り広げられる事態となりました。チェ・ミンシク記者が現場からお伝えします。
【写真】インクジェット・プリンターで再現された「ハクサイの葉の投票用紙」
(記者リポート)
身分証明書を確認した選挙管理員がすぐに投票用紙を出力し、投票箱が開けられるや、投票用紙分類器によって整理された投票用紙に問題がないかどうか、検票員が確認しました。
(選管関係者)
「リアルタイムでサイバー攻撃に対応しているため、統合名簿データは操作できません」
6月の大統領選挙を前に、選管では公開模擬投開票を行いましたが、不正選挙が行われる可能性を訴える弁護士らは、その最中に質問を浴びせました。
(パク・チュヒョン弁護士)
「ちょっと待ってください、封印紙も見てください」
「投票箱の封印紙がはがされても痕跡が残らない」「セキュリティーに問題があるのではないか」と主張しましたが、選管は「痕跡より管理人の署名のほうが重要だ」と反論しました。
(パク・チュヒョン弁護士)
「これを誰がはがして(何か)やったということを どうやって立証できるんですか?」
(選管関係者)
「ここにあります。管理人欄に全部署名してありますよね?」
投票箱を封印している特殊封印紙です。
見た目は普通に見えますが、はがした瞬間、このように「open void」という文字が現れ、封印がはがされたことが分かるようになっています。
「期日前投票の投票箱保管所に潜入して投票用紙をすり替える恐れがある」「これを防ぐための監視カメラも信頼しがたい」という意見も出ました。
(パク・チュヒョン弁護士)
「監視カメラをどうやって信じろというんですか。監視カメラが操作される可能性があります」
(選管関係者)
「監視カメラ映像の原本は、ありのままにしか写りません」
選管は、地方区投票用紙の下段に青い色の比例代表用紙の一部が重なって印刷される、いわゆる「ハクサイの葉の投票用紙」については「現場でインクジェット・プリンターにより出力されるため、生じ得る問題だ」と釈明しました。TV朝鮮、チェ・ミンシクがお伝えしました。
(2025年4月10日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)