ホーム > 社会 > 社会総合 print list prev

テコンドー道場で児童虐待死 館長に懲役30年=韓国地裁

【議政府聯合ニュース】韓国の議政府地裁は10日、テコンドー道場に通っていた児童を虐待し死亡させた罪に問われた30代の館長の男に懲役30年を言い渡した。検察側は無期懲役を求刑していた。

 被告は昨年7月、ソウル近郊・京畿道楊州市のテコンドー道場で立てかけたマットに5歳の児童を逆さに入れた状態で放置し、死亡させたとして児童虐待殺害などの罪で起訴された。

 裁判所は「被害児童を放置すれば死亡する危険ないし可能性があると認識していたにもかかわらず、被害児童を約27分間放置した」とし、他にも20人以上の児童に対して相当期間虐待を行っていたと指摘した。

 被告は児童が意識のない状態で発見された後も心肺蘇生を施さず、防犯カメラの映像を削除するなど犯行を隠蔽(いんぺい)しようとしたことが明らかになった。

 捜査当局によると、被告は被害児童を含む計26人に対しマットに逆さに入れる、頬をつねる、殴るなど124回にわたり身体的・精神的虐待を行ったことが分かった。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
あわせて読みたい