【ソウル聯合ニュース】韓国で３月に最も売れた本は大学修学能力試験（日本の大学入学共通テストに相当）用の参考書だったことが分かった。

　韓国出版文化産業振興院が１０日に発表した３月の「話題の本２００選」によると、ＥＢＳ（韓国教育放送公社）から出版された大学修学能力試験用参考書「ＥＢＳ修能特講」シリーズの８冊が１０位以内に入った。

　「話題の本２００選」は大型書店の教保文庫、イエス２４、アラジン、永豊文庫と全国の２７２地域の書店が統合電算網に提供する販売データを集計した資料を基に作成される月間ランキング。韓国では３月に新学年が始まるためトップ１０の大半を「ＥＢＳ修能特講」シリーズが占めたとみられる。

　一般書籍ではアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞した韓国の作家、韓江（ハン・ガン）さんの小説「少年が来る」（７位）が唯一トップ１０入りした。