【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル警察庁は10日、ソウル都心を流れる清渓川の散策路で8日午後、通行人に刺身包丁を突き付けた疑い(公共の場所での凶器所持容疑)で50代の中国人を検挙し、取り調べを行っていると発表した。
近隣をパトロール中に通報を受けた機動巡察隊が通報者と目撃者の証言を基に周辺の監視カメラの映像を確認し、容疑者を検挙するとともに凶器を押収した。
公共の場所での凶器所持罪は、正当な理由なしに道路や公園など公共の場所で凶器を所持し、これを取り出して不安感や恐怖心を与えた場合に3年以下の懲役、または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金に処するとしている。
2023年にソウルの新林駅とソウル近郊・盆唐の書峴駅で無差別襲撃事件が相次ぎ発生したことを受けて同罪の新設を盛り込んだ刑法改正案が国会で可決され、今月8日に施行された。