【NEWSIS】40年にわたって実の娘に性的暴行を加え続けた上、生まれてきた孫娘にまで性的暴行をしていた70代の男に重刑が言い渡された。
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大田地裁天安支院は7日、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(親族関係による強姦〈ごうかん〉)などの罪で逮捕・起訴されていた70代の男に懲役25年を言い渡した。
男は1985年から最近まで、実の娘に277回にわたって性的暴行を加え、娘を妊娠させた上、生まれてきた孫娘(男の娘にも当たる)にも性的暴力を行使し続けたとして裁判にかけられた。
男が初めて犯行に及んだのは娘が小学校2年生の時だった。娘は大人になるまでに何度も脱出を試みたが、父親から逃げ出すことはできなかった。娘は4回にわたって妊娠と人工妊娠中絶を繰り返した。
男は娘から生まれた孫娘にも性的暴行を加えた。孫娘が10歳になる前だったという。
チョン・ギョンホ部長判事は「被告は被害者たちが平凡で幸せな人生を享受する機会を奪った」とした上で「母と娘が互いの苦痛をただ見ていることしかできなかったのはさらに悲劇的だとみられる」と指摘した。
さらに「それにもかかわらず、被告は犯行をかたくなに否認しており、良心の呵責(かしゃく)を少しでも感じているのかどうか全く分からない」と断罪した。
パク・ウギョン記者