【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが半導体メモリーのDRAM市場でサムスン電子を抜き初めて世界シェア1位となったことが、9日分かった。
調査会社のカウンターポイントリサーチによると、今年1~3月期のDRAM市場のシェアはSKハイニックスが36%、サムスン電子が34%、米マイクロンが25%だった。
SKハイニックスは中核技術の広帯域メモリー(HBM)分野でシェア70%を占め、圧倒的優位に立っている。
同社がDRAM市場でシェア1位を達成したのは今回が初めて。
HBMの需要が維持されれば、このような構図は4~6月期にも続く見通しだ。米国による相互関税の発動もHBM市場には大きな影響を及ぼさないとみられる。
一方、カウンターポイントリサーチは、長期的には貿易摩擦による景気低迷の可能性がHBM市場の成長にとってリスクとなる余地があるとの見方を示した。