【ソウル聯合ニュース】国連の子どもの死亡率推計に関する機関間グループが8日までに公表した統計によると、2023年の時点で北朝鮮の5歳未満の子どもの死亡率は1000人あたり18人だった。
生後1年以内の乳児の死亡率と生後28日以内の新生児の死亡率はそれぞれ1000人あたり14.54人と9.48人だった。
同年の韓国の5歳未満の子どもの死亡率は1000人あたり2.76人だった。
北朝鮮の5歳未満の子どもの死亡率は深刻な食糧難に陥った1995年に1000人あたり107.68人まで上昇したが、2003年から改善され、19年には17.7人まで落ちていた。
19年からの4年間で0.3人増えたのは、北朝鮮が新型コロナウイルスの流行により国境を封鎖した期間に乳幼児のワクチン接種率が下がり、感染症にかかりやすくなったためとみられる。
国連児童基金(ユニセフ)によると、23年の北朝鮮のジフテリア・百日ぜき・破傷風の予防ワクチンの1回目接種率は41%にとどまった。