【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が8日発表した1~3月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は6兆6000億ウォン(約6600億円)で前年同期比0.2%減少した。売上高は79兆ウォンで同9.8%増加した。
営業利益は韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の4兆9431億ウォンを33.5%上回った。
市場では営業利益が5兆ウォンを下回るのではないかとの懸念もあったが、スマートフォン(スマホ)の2025年旗艦モデル「ギャラクシーS25」シリーズの販売が好調だった上にDRAMの出荷量もまずまずの結果で、市場の期待を大きく上回る業績となった。
事業部門別の業績は後日発表されるが、証券業界はスマホ事業などを手掛けるモバイルエクスペリエンス(MX)部門で4兆ウォンを超える営業利益を記録し、全体をけん引したとみている。2月に発売されたギャラクシーS25シリーズは、発売から21日と過去最短で国内販売台数100万台を達成した。
半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門の営業利益は1兆ウォン前後と予想される。