大韓航空のパイロットたちが、尹錫悦（ユン・ソンニョル）前大統領弾劾の是非を巡って口論になり、殴り合いにまで発展していたことが分かった。航空業界の関係者が7日に明らかにした。

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　関係者によると、大韓航空の仁川発オーストラリア・ブリスベン行き路線を運航した機長と副機長が昨年12月、オーストラリアのあるホテルで、政治的な見解が違うという理由で双方とも暴行に及んだという。2人は尹前大統領による同月3日の非常戒厳宣布および大統領弾劾訴追について会話をしていたということだ。

　暴行により機長は近くの病院に搬送され、副機長も負傷した。大韓航空では2人の代わりとなる人員を投入し、帰りの航空便は正常に運航された。

　大韓航空は「滞在先のホテルで不祥事が発生したが、運航には支障がなかった」「再発防止のために社内の指針をあらためて強調し、内部教育を進めた」と説明している。

チェ・ジヒ記者