米大リーグ(MLB)サンフランシスコ・ジャイアンツの李政厚(イ・ジョンフ、26)が1試合に3安打と打撃で今季最高の活躍を見せた。米大リーグの舞台で1試合3安打は昨年5月以来、2度目だ。
李政厚は6日(韓国時間)、米サンフランシスコのオラクル・パークで行われたシアトル・マリナーズとのホームゲームに3番・センターで先発出場して4打数3安打(二塁打2本)・2得点・1盗塁を記録、この試合の最優秀選手(MVP)にも選ばれた。ジャイアンツは 4-1 で勝ち、6 連勝した。ナショナル・リーグ(NL)西地区ではライバルのロサンゼルス・ドジャースが9勝1敗と絶好調で地区1位であると同時に大リーグ全体でも1位に立っている。ジャイアンツは現在7勝1敗で、同地区でも大リーグ全体でも2位に付けている。
李政厚のシーズン打率は2割5分0厘から3割1分2厘(28打数9安打)に跳ね上がり、今シーズンの打率を再び3割台に載せた。今シーズン5本目の二塁打で同部門MLB全体1位となった。盗塁は今季3回目、得点は9点で、それぞれリーグ4位タイとなっている。
李政厚は1回の初打席こそライトフライで凡退したが、その後は3打席連続でヒットを出した。4回裏にはライト線上に落ちる二塁打を放った後、三塁盗塁に成功し、後続打者のマット・チャップマン(31)のタイムリーヒットでホームに帰って先制点を記録した。2-1でリードしていた6回には右中間を割く二塁打を追加し、再びチャップマンの打点で得点した。7回にも左前安打で1試合3安打とした。MLBデビュー以来2度目の1試合3安打(2024年5月8日のコロラド・ロッキーズ戦以来)だ。今季6試合連続安打で、7試合連続出塁。9本の安打のうち二塁打は5本だ。
守備でも存在感をアピールした。2回表、無死一塁でマリナーズのドノバン・ソラーノ(37)が放った外野への深い当たりを快足で追いかけ、フェンス前でキャッチした。投手のロビー・レイ(33)は李政厚に向かってサムズアップして感謝の気持ちを表した。レイは同日、6イニングで4被安打(1被本塁打)・1失点と古巣のマリナーズを相手にシーズン初勝利を挙げた。
ドジャースの新人投手・佐々木朗希(23)は同日、フィラデルフィア・フィリーズとのアウエーゲームに登板して4イニング1失点と勝利投手の権利を満たせないまま降板した。3被安打・2四球・4奪三振で、投球数は68球だった。今シーズンは3試合8と3分の2イニングに登板し、防御率4.15だ。大谷翔平(30)は1番・指名打者(DH)で先発出場し、3打数無安打・1四球だった。ドジャースはキケ・ヘルナンデス(33)の逆転2ラン、ウィル・スミス(30)のタイムリーにより3-1で勝った。
ヤン・スンス記者